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天のつぶ
東日本大震災で甚大な被害を受けた、福島県そうま地区。それから4年が経過した2015年から、このプロジェクトがスタートした。「天のつぶ」とは福島県が開発したお米のオリジナル品種で、粒揃いがよくしっかりとした食感が楽しめ、病気に強く、安定した品質と収穫量が期待出来ることが特徴。県内では広く栽培されているが、この地区で収穫したものを「そうま産の天のつぶ」として認知を広げるために、精米された米だけでなく加工品もビジュアルイメージを統一することでブランディングを進めていった。そうま地区本部や弊社でのミーティングでは、各商品のネーミングやパッケージデザインの検討、加工品の試食などが完成まで繰り返し行われた。


古くから稲作が盛んであったそうま地区。その変わらぬ田園風景と実った稲穂のイラストでストーリーを感じられるようにした。「そうま生まれのプレミアム大粒米」と謳われたこの商品は、粒が大きい天のつぶの中でもさらに大粒を厳選した付加価値の高い商品であり、地元だけでなく都市でも売り出すことを目的としていたため、あたたかみはありつつも、白地に線画というモダンなデザインで洗練された印象になっている。
Creative Director:Nozomu Nishio
Art Director :Nozomu Nishio , Ai Funakoshi
Designer:Ai Funakoshi , Momoe Iwamoto
Copywriter:TRACKS & STORES
Client:JAふくしま未来